DOES@渋谷タワー

 インストア・ライブなんて、何年振りなんだ。次の東京ワンマンまでちょっと時間が空き、でもその前にライブを観たいと行ったら誘ってくれたよ。ありがと、Hさん。
 「曇天」から始まったから、もしや…と思ったら『The World’s Edge』の再現ライブ!曲順そのまんま! インストアならではの展開にテンションが上がる…んだけど、観てる側の沸点が高いというか、反応が鈍い。アルバム買って来てる人達なのに? ここがリキッドなら…とか、シェルターなら…とか、妄想補填しつつ、音に没頭。生で描かれる『The World’s Edge』の情景にある危険な熱。氏原ワタルの歌はライブでより奥へと突き刺さる感じ。すきだらけというか、MCのアットホームな空気とのコントラストが笑えるほど激しい。それもインストアの距離感、なんだろうけど。
 アンコールもあって「修羅」も演ってくれたし、ツアーの助走としては良かったと思う。助走としては、ね。だってこんなもんじゃないでしょ。DOESというバンドのポテンシャルの高さを考えたら、『The World’s Edge』の凄さを考えたら、こんなもんじゃ。6月のリキッドで打ちのめしてくれ、オレを。