忌野清志郎さん死去 58歳 「雨あがりの夜空に」「トランジスタ・ラジオ」

 まだ秋田の高校生だった頃、最初はラジオで、その後あの久保講堂でのライブはそれこそテープが擦り切れるぐらい何度も何度も聴いてました、必死にチケットを取り、ライブも何度も観に行ってました。RCサクセション。生の、本当のロックに最初に触れたのはRCだったわけです。上京してからもそれは変わらず、野音に武道館にと走り、RCというバンドのカッコ良さにやられ続けていたわけです。ただソロになってからはそこまでの思いを賭けることはなく、チャボさんとは何度も仕事させてもらいましたが、清志郎さんとは一度だけ、しかもちょっと悔いの残る形で終わり…。以来直接お会いすることはなく、時が過ぎてしまいました。
 泉谷さんが「オレは(清志郎さんの死を)認めない」と言ったそうですが、悔しさであり哀悼であり愛情であり、清志郎さんの存在の大きさを表した言葉だと思います。みんな複雑でどうしようもなくて、だけど必死にこの現実を受け止めようとしている。自分にとってはRCが、今に至る道の入口に立たせてくれた、背中を押してくれた存在でありました。ありがとうございました。
 謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

ラプソディー

ラプソディー