アルコホリデイ〜4th anniversary party〜初めての渋谷@O-WEST

 出演:he、LUNKHEADQomolangma TomatoUNISON SQUARE GARDEN
 お誘い戴き、本日途中からの参戦予定。Qomolangma TomatoUNISON SQUARE GARDENは観られる…はず。この酷い頭痛からも解放されますように。
 というわけで、無事参戦してきたよ。heの終盤から。自分の中で必須はQomolangma TomatoUNISON SQUARE GARDENだったけど、最後のLUNKHEAD(音のカッコ良さとアクの強さのバランスが面白かった。盛り上げ方を知ってるね)まで観届けて帰宅。いやあの、めちゃ意味ある価値あるイベントだった、オレにとって。結論から言うなら、Qomolangma Tomatoは絶対ライブ観るべき!つか、観ろ! 音源聴いて「?」だったことが全て氷解した。というより圧倒された。順番逆だったら、ライブ→音源だったらまた別の印象だったかもしれんけど、とにかくこのタイミングで(遅いっちゃ遅い、遅過ぎるわけだが)観られたことを感謝する、本当に。
 Qomolangma Tomato=チョモは全身表現家。ということが、ライブ観て初めてわかった。CD『camouflage(初回限定盤)(DVD付)』はサウンド・アプローチが――カタカナで書くとやたら軽い言葉になるな――自在を超えて変態的、変態的に疾走してヘヴィでポップで叙情的。そのなかで歌のポジションが弱いような、何故にこいつは歌うことを選んだのか?とすら思ってたんだけど、実際はとんでもなく強ぇわ、石井成人。弱さも曝け出せる強さ、なのな。演奏も激情過剰。ビリビリ来た。存在の異質な感じがたまらなくいい。揺さ振られまくって惚れそう、というかもう惚れた。ヤバイ。
 UNISON SQUARE GARDENはなあ、平均点高いとは思うんだよ。演奏悪くないし、ビリッとくるギター・フレーズあるし、存在としてポップ寄りだし、女子受けも良さそうだし。ただ…『UNISON SQUARE GARDEN』を聴いて残ったもやもやした感じ、心の手応えの薄さの理由が、ライブを観てわかった。なんつーか、そつがないんだよね。それが「悪くないけど物足りない」と感じさせるんだと思う、オレにはね。売れる売れないで言ったらチョモよりはるかにわかり易く売れそうだよ。客観的にはそういうこと。ただオレは…ってことです。
 とにかくチョモだ、チョモ。まだまだ途上、恐らくライブも出来だけで言えば波があるんだろうけど、今体感すべき音ですよ、これは。6/12にNEST。行くから行け。