繰り返される曖昧な時間

 よくもここまで放置しておいたなと。放置したならこの先もそのままにすればいいだろうと思うんですけどね。この半年余り、何度か(何度か、です)更新したいタイミングがあったのに、結局出来なかった理由は…ま、いいじゃないですか。そんな曖昧な、ぼんやりとした毎日ってことですよ。
 しかしまあ昨年末は曖昧を反省するように年賀状を書き、書いてから動揺するような事件が起き、それはある意味2009年を象徴するようなことでもあり、静かに揺れたまま新しい年を迎えてしまった…わけです。どうしたら。どうしたらって何度言ったところで何もどうにも出来ないけども。受け止めて進んでいくだけなのです。進みたくなくても進んでいく、そういう時間の中に生きてしまっているわけだから。
 昨年一番聴いた音って、そういや何だろう? 意外とJoy Divisionとミッシェルかも。常に手元にあって、新譜が一回りする度に聴いてた気がする。あとはこれって1枚はなくて、マスドレ、DOES、チョモ、ユニコーンアジカン「新世紀のラブソング」は一時期物凄くヘビロテしてたな。何故だろう?
 フジファブリック『CHRONICLE』も相当聴き込んでいて、ライブもちょくちょく行っていた…んだけど、結果として10月の新宿厚生年金が最後になってしまったのはいろんな意味で悔しい。ライブ全体としての出来はともかく、あの日の志村くんの歌に関してはいつもに増して納得のいかないことだらけで、それすらも今は届きようのない現実になってしまったわけだけれど。今年、富士急ハイランドでライブをやることは本当に心から楽しみにしていたはずなんだけどね。残念、という言葉では何一つ足りないけれど、残念でならない。
 ああ、アベくんが逝ってしまった時は、勿論動揺したし悔しさもあったけど、ミッシェル・ガン・エレファントとしては区切りがついてたことは、現実を受け止めるのに少しだけ救いになったかもしれない。ギタリスト・アベフトシのこれからをもっと観たかった、ということとは別の気持ちとして。
 そんな2010年の始まりの気分です。